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ネット無しでホテル探索だ

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クラの旅
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ドバイを出て到着した都市はトルコのアンタルヤ。

6か国目にしてようやく

ヨーロッパが近づいた実感が沸く。

トルコと言えばヨーロッパの入り口と言われるように

ヨーロッパとアジアが同じ国の中で境界線があり

共有している稀有な国。僕も来るのは初めてだ。

そんな中で今回訪れたのはアンタルヤという都市。

南西にある小さな都市でアジア側にある。

マイナーな街なので知っている人も少ないんじゃないだろうか?

僕も詳しくは知らない。

とりあえず探索しながらアンタルヤという街が

どんな都市なのか知っておこう。

お金が必要なので空港のATMで

クレジットカードを利用してユーロを引き出した。

今まではマイナーな通貨ばっかり使っていたから

昔、利用した事があるユーロはなんだか嬉しい。

到着した時は1ユーロが155円くらい。

20年前にヨーロッパに訪れた時は120円くらいだったから

本当に円安なのがよく分かる。物価が怖い。

新しい大陸に来たので

携帯のネットが利用できない。

空港でSIMカードを買おうと思ったが

9000円と言われて止めた。

東南アジアだと1か月で1500円、

先日のドバイですら5500円だったんだ。

トルコを出たら使えるかどうかも怪しいSIMカードで

10000円近い出費は痛い。

中心街に着いてからSIMカードを買おう。

そう思ったんだけどその選択が

ここからの地獄の始まりだった。

この日は色々と選択を間違えてしまう。

空港から中心街まで移動しなければならない。

トラムかバスを利用すればいいのだが

あまり考えずにバスを選んだ。

後に知ったのだがトラムなら

中心街まで乗り換えなしで簡単に行けた。

そうとは知らずバスに乗ってから

中心街まで行けず乗り換えをしないとならない事を

知ったんだけど、まずはバスの運転手が英語は話せなかった。

そして客に聞いても英語は通じない。

意外にもトルコ人は英語を話せない人ばかり

これは困ったなあと思っていたら

「日本人?どこに行くの?」

と笑顔で聞いてくる30代位の男性。

ぼったくりかもしれないと警戒しながらホテルの位置を

伝えると、「バスだと行きにくい場所だけど

もう少し先のバス停で乗り換えたらいい」と話してくれて

バスの運転手にも僕の行き先を伝えてくれた。

疑ったのが悪かったと思えるくらい紳士。

ドバイではここまで親切な人はいなかったから

やっぱりトルコは親日なんだなあって思った。

彼の目的地はまだ先だったようで

僕に「ここで降りるんだよ」って言ってくれて

手を振ってお別れをした。ありがとう。

彼の話だと次のバスに乗り街中に出たら

途中で降りたらいいと話してくれた。

また他の客に住所を見せて降りるバス停を教えてもらう。

空港から出発して1時間。

どうにか中心街に到着する。

思ったよりも結構、街らしいしヨーロッパらしさもある。

治安もそんなに悪い感じはしない。

ただネットが使えないから現在地もホテルの場所も分からない。

とにかく重いバックパックを降ろして一休みしたいから

ホテルに辿り着きたい。

また通行人にホテルの場所を伝えて歩くのだが

どうやらホテルが入り組んだ場所にあるのか

住所が間違っているのか、店の人とか色んな人に聞いたが分からない。

1時間くらい彷徨い歩くが全然ホテルに到着しない。

絶対に近くを歩いているはずなのに誰に聞いても

全然違う場所を言うから同じような場所を往復するだけだ。疲れる。

もうこれは無理だなあと思いSIMカードを買おうと

お店に入るのだが、またまた9000円くらいだと言われる。

だけど店頭には5000円のSIMカードが売っているポスターが

貼ってあるからコレを頂戴というのだけど9000円と言い張る。

よく分からん英語を話しているが現地の人の価格みたいな事を言う。

ようは僕はアジア人の余所者だから同じ物なのに

高い金を払えって言っているのだろうか?

アジア差別はトルコでもあるのかと少々、憤慨しながら

店を出ようとすると店員は

「どこの店行っても同じだよ」

言い捨ててきた。なんなんだと思いながら

他に2件ほど店を周ったが本当にどのスタッフも

同じような事を言ってくるので

SIMカードを購入するのは諦める事にした。

だったら最初から空港で買った方がマシだったとすら思える。

どうにかしてホテルに辿り着きたいと思い

歩き続けるが一向に見当たらない。

周辺の広い通りはほぼ見渡した。本当に見つからない。

そうしているうちにお腹が空いてきた。

そういえばドバイ出てから何も食べていない。

時間は正午を過ぎているから

もういっそランチでもしようかと

大通りから外れてレストランを探す事にする。

するとあれだけ探していたホテルが目の前にあった!

こんな狭い路地に佇んでいたのかと思い

嬉しさと同時に疲れがドッと出た。

かれこれ既に15キロの荷物を背負い4時間移動している。

自衛隊の訓練かよ。

今まで歩き回っていた場所からやっぱり

そんなに離れていない。

いったい何だったんだと思いながら

ホテルに入る事にする。

ネットはまだ繋がっていないしどうにかしないとね。

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