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不審者扱いされた入国審査

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クラの旅
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モルディブに到着したらもう南国に来たような雰囲気に包まれた。

明らかに東南アジアとは様子が違う。

陽気な様子と暑すぎず程よい気温がとても快適だった。

出発する前のバンコクはとにかく暑かったから涼しくすら感じる。

うかれる前に気を引き締めないと行けない難関がある。

そう!入国審査だ。これを通過出来ないなら

バンコクへとんぼ返り。あるいは他の国へ飛ばされる。

モルディブは海に浮かぶ孤島の国。

そんな最悪な展開だけは避けたい。

入国審査の列はすごい人だった。

流石に世界でも有数のリゾート地なだけある。

殆どが家族連れやカップルばかりで

1人で来ている人間は自分以外はいなくて

皆バカンスを楽しみにきている様子で、ややういている感はある。

自分の番が来たのでパスポートと昨夜に準備した申請許可証を提示する。

若い女性は不審者を見るような目をしてこちらを見る。

なんだか嫌な予感がしてきた。

「何しに来たの?」と聞いてくるから

「観光だよ」と返すがまだ疑いの視線をこちらに向ける。

非常にマズイなあと思っていたら女性はスタッフの男性をこちらに来るよう呼んだ。

ヤバいと思ったがやましい事は無いので素直に問答する。

なぜ日本に戻らずにドバイへ行くのかとか

何しにこの国に滞在するのかなど

あからさまに密輸者みたいな感じで接してくるが

こっちはもう正直に話すしかない。

モルディブに滞在期間はたったの3日間。

不法就労なんてできるわけ無いし。

何度も同じような質問をされて

むこうも疲れたのかようやく開放された。

やっぱりモルディブに1人で来る中年男性は怪しいんだな。

とにかく入国出来てよかった。

無事に預けていた荷物も出てきて

空港の外を出ると今までの国とは明らかに異なる景色が

目の前に飛び込んできた!

空港の目の前が既にリゾート地であり

目の前にエメラルド色の海が拡がっている。

こんな場所が世界にあるんだなあって驚いた。

普通、空港は僻地にあるから周辺には何もない。

しかしモルディブは国全体がリゾート地なんだってよく分かる。

まずはネットが繋がらないからSIMカードを買わないといけないが

なんと無料のSIMカードが配布されていた。

もっとも容量は少なく1週間しか保たないけど

3日間しか滞在しない僕には十分過ぎた。

本当に有り難い。

空港がある島はフルマーレ島で

僕が泊まるホテルがあるのは

モルディブの首都マレ。

橋は繋がっているけど距離はあるので

フェリーかバスで行くのが一般的なようだ。

せっかくなのでフェリーを乗りたいと思い

フェリー乗り場へ行く。

料金は片道たったの1ドル(約150円)。安い。

モルディブは物価が高いのに、このコストは助かる。

幸いカンボジアで使っていたドルが余っていたので

現金でチケットを購入。

この海をフェリーで渡るだけでも楽しくて

走行中はずっと海や離島を見ていた。

自然が好きな僕にはこれで十分満足だった。

15分くらい走行するとマレへ到着。

マレは世界一人が密集している都市らしい。

モルディブの離島とは雰囲気は異なり

ビルも密集している。

港からホテルまで約2キロ。

道はほとんど一直線だから迷う事はない。

しかし中心街の人や車の多さにビックリした。

バイクも多くてベトナムみたいな感じで風景が

ギャップあり過ぎて驚いた。

とにかく人と車だらけ。

それに人々も中東らしい感じで東南アジアとは異なる。

男性は肌の色がこげ茶で髭を生やしている。

女性は全身布に覆われていて顔も目以外は見せない。

イスラム教の国なんだなあって実感した。

但しベトナムみたいな殺伐した感じはなくて

道を譲り合ったりして混雑していても平和な感じがする。

安心して交差点を歩けるのは本当に嬉しい(笑)

治安が良さそうなのも好印象。

バックパックを背負い暑い中2キロの道は疲れたけど

ようやく宿に到着。

宿の人はとても親切でサービスの内容から

朝食の時間まで確認してくれた。

出国する日の送迎タクシーの手配もしてくれて

お願いする事にした。

受付の女性は本当に優しく丁寧で

自分の話をしっかり聞いてくれたのは

ずっと心に残っている。

1泊9000円で朝食付きと

東南アジアでは考えられない高級ホテルだが、

リゾート地のモルディブでは破格だったと思える。

2泊しかしないのだから、たまにはこういう

贅沢もいいだろう。

滞在日数は短い分

充実した日々をモルディブで過ごしたい。

部屋も綺麗でお茶などの用意もしてくれているのは

本当に有り難いと思った。

とにかく準備をしたら外へ出かけよう。

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