少し前の話になりますが
星組の正月の公演が5日からになってしまいましたね。
チケットは完売していて残り２週間くらいというのに
なんという荒業。
自分は観劇する予定も無かったけど
周りには正月に観るのを楽しみにしていた人は
何人もいる。
宝塚の近隣に住む人ならまだマシなほうで
遠征民からするとたまったもんじゃない。
観れなくて残念な気持ちだけでなく
飛行機や新幹線の予約のキャンセル代や
ホテルの予約を取り消さないといけないという
経済的な手痛さはあるから二重に辛い。
家族とか友人と日程をなんとか調整して
計画しておきながら
こうやって公式からの中止により
公演を観れなくなり
正月の予定が台無しになってしまう
怒りや悲しみは底知れないものがあると思います。
公演が中止となると一言で言っても
今までとは状況が違うと思うんです。
これまではコロナ禍の緊急事態宣言で
宝塚だけでなく様々なお店や施設も制限されていた。
または最近だと生徒さんや関係者の体調不良で中止になった時は
残念な思いはあっても
「しょうがないよね」
って気持ちで劇団側の評判が悪くなる事はなかったと思う。
しかし今回は状況は明らかに違う。
事件があった事で遺族側から
労基という観点から
労働環境は改善していかなくなってしまったのは
しょうがないにしろ、
既にチケットは売ってしまっている分を
残り僅か２週間という期限の中に
強引に１月５日の１５：３０公演まで
中止にしてしまったのだ。
信用を失ってしまっても
しょうがないと思う。
遺族側とどんなやり取りがあり
どういう状況でこういう強引なやり方をしてしまったのか
分かりかねるんだけど
１００歩譲って元旦の公演は中止するくらいで
今回はよかったんじゃないかなあと思う。
生徒さんも帰省はできなくても
年末はゆっくりして元旦は少し正月を味わえれるだけで
気分は違うと思うんですね。
もちろん稽古だったりやる事はあると思うけど。
酷いような言い分に聞こえるけど
年末年始に働いている業種の人は
たくさんいるわけですからね。
僕も介護士なので普通にお仕事です(笑)
個人的には今既に販売してしまったチケットはもう
予定通り遂行するとして
来年入ってから１日の公演を１公演のみとしたり
週に５回の公演や、全国ツアーや別箱の回数を減らしたりと
ゆっくりと軌道修正したほうがよかったんじゃないかな？
今回の件で疑心暗鬼になった人も多いだろうから
迂闊に遠征の計画なんて直前まで立てれないと
思った人も少なからずいると思うんです。
更に劇団の信用を失ってしまうような事態になって
しまったんじゃないのかなあと思いました。
とりあえずこういう事もこれからもあると思いながら
期待し過ぎずに観劇を待っていた方が
ショックを受けずに済みそうですね。
あんまり歌劇の事や事件については記載はしないんだけど
周りやSNS上で落胆した人の嘆きを聞いたら
記事を書く気になりました。
チケットがあっても期待せずに公演する日を待ちます。
