年を取るってすごいネガティブな言葉に聞こえますが
実際は結構楽しい事なんじゃないかと思うんですね。
自分の場合は２０代よりも今の４０代の方が楽しいです。
もちろん若い時に比べると体力も無いし
周りが既婚者が多いのに独身だという肩身の狭さは
多少なりともあるかもしれません。
それでも今が一番楽しいと思えるのが
自分自身がどういう人間なのかというのが
分かってきたからだと思います。
経験が少ない時ってどうしても周りの影響を受けやすいものです。
いい大学に行って大企業で働き、３０歳までには結婚をして
子供を授かる。そしてマイホームを持って一家の主にある。
昭和生まれの自分もこういう価値観を世間や周りの大人から
言われ続けました。
「偉くなりなさい」
昔はそういう時代だったし、それが一般的な幸せだろうと思いました。
でも自分自身がそう思っているのか疑問ではあったんですね。
そう思い２０代半ばで働いていた職場を辞めて
海外のヨーロッパを留学してからバックパッカーで
各国を周っていました。
気づいたのは勤労と言うのは日本よりも重視していないという点。
人生を楽しむ為に遊ぶしそれに必要なお金は働いて稼ぐ。
仕事の為に家族や自分を犠牲にする考えはないなあって。
過労死とか意味分からんって人も多かった(笑)
そういう意味では日本は本当に真面目な人種だと思う。
正社員とか安定などを求めるけど
本当は毎日が楽しくて自由ならいいんじゃないかって本当に思います。
話戻して２０代はガムシャラに何かを一心不乱に打ち込む時期も
大切だと思う。それが人生の土台になってくるから。
但し４０代になるとある程度、将来も見えてくるし
無理をしたら体調を崩したり健康にも心がけないといけない時期。
そういう時に無理はしたらいけないと自分自身が自分をよく分かっているから
肩の力を抜いて仕事もプライベートも楽しむ余力があるかなあって思います。
宝塚にしてもそんな感じです。
１公演に１回は観劇できたらいいなあって。
もし観れなかったら観れなかったで
「まあしょうがないかー」
って諦めも早い(笑)ちょっとの事で一喜一憂もしないし
マイペースに楽しめると思う。
後は個人的にだけど、友達もできにくい反面
程よい距離感で人付き合いができるかなあと感じています。
人生１００年時代だから、まだ新しい事に挑戦する余裕もあるしね。
ただ絶対にやってはいけない事は
「昔はよかったなあ」
って考え過ぎない事。
特に「ああしておけばよかった」とか選択を後悔すると
今が見えなくなりますしね。
パートナーや仕事選びなど人生の分岐点って
生きていて色々とあるだろうけど
それを振り返ってもしょうがないし。
とにかく今を楽しく生きたいです。
老いるのは恥ではないし
当然の事ですからね。
「今が人生で一番若い日です」
こういうのは本来自分よりも若い世代の人にこそ
伝わってほしいんだけど、
上の世代の方にほど響くみたいですね(笑)
失わないと分からないものかもしれないです。
自分は宝塚の街で毎日を楽しく充実した日々を
過ごしたいなあと思っています。
