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食べれそうな物、売ってないやん

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クラの旅
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海外を観光する人はホテルに着いて落ち着いたら

観光スポットに出掛けるのが一般的かと思う。

しかし貧乏バックパッカーはそうじゃない。

限られた予算で滞在中は生活をしなければならないから

ホテル周辺で安く食材を買えるスーパーを探し

周辺の立地を覚え治安の良し悪しを見極めないとならない。

到着した1日目はそれで時間を費やし終えるから

ワクワクするとか、そんな感情なんか起きるはずないと言える。

特に外食文化だった東南アジアを脱出したので

冗談じゃなく死活問題なんだ。

余談になるけど、たまに知り合いやXのフォロワーさんから

「美味しい物を食べていますか?」

とメールやDMがある。温度差あるなあって正直思う。

ハッキリ言ってそんな事考える余裕なんて旅先でこれっぽっちも無い。

貴重品を死守しながら異国の地を1人で歩き回っているんだ。

食べ物に至ってはまずは予算内であるかどうか、

次に調理なしで食べれそうか、衛生的に問題ないか。

そして腹は満たされるか、栄養価が高いか。

重要なのがこのポイント。

味が美味しいとかはどうでもいい。食べれたらいい。

貧乏バックパッカーの旅なんて、こんなもの。

体験を重視しているので、その他は日本の生活保護以下の生活なのが

リアルな海外旅行なのだと思っている。

理想と違い人から羨ましがられる旅行とは遠くかけ離れているのが現実。

ちょっと話が脱線した。話を戻そう。

とりあえずモルディブではアメリカドルが使えるようなので

モルディブ通貨を手に入れる必要はなさそうだ。

ホテルから近いスーパーはいくつかありそうで、

土地勘を覚えながら周ってみようと思う。

結論を先に言えば殆どの店は調理無しで食べれる物は

ほとんど無かった。

野菜や果物などは売っていたがどれも

東南アジアでは考えられないくらい高い。

お弁当はおろか惣菜と呼べる物は一切売ってなかった。

そして特徴的なのはモルディブもイスラム教の国なので

お酒や豚肉は販売していない。

飲酒が好きな人にはマレの滞在はかなりキツイと思う。

僕は耐えれるけど。

東南アジアとのギャップが激しい。

この先色んな国を巡ったけどスーパーでの食材の乏しさという点で言うと

どの国よりも厳しかった。外食するにも店が殆ど無かったし。

恐らくだけど首都マレは現地の人ばかりなのだろう。

実際に観光客は驚くほど見かけなかった。

金持ちは離島へ行き高級ホテルのレストランで

食事をしながら酒を飲んでいるのだろう。

入国審査にも引っ掛かったように

貧乏バックパッカーが来るような国ではないのだ。

それとよく見かけたのがプリングルス。

それだけは何故かどこの店にも大量にあった。不思議。

流石に毎日食べてたら健康に悪いので保留。

とにかくそれでも買い物はしなくてはならない。

僕は食パン、チーズ、水を購入する事にした。

うーん、あまりに質素。

ドバイは買い物できたらいいなあ。

会計をしようとレジにドルを出すと

「何コレ?」

ってレジ打ちの女性は首をかしげている。

英語で説明するが、どうやら英語は話せないらしい。

女性は困り果ててエリアマネージャーの男性を呼んだ。

その男性の話だとどうやらマレではアメリカドルは使えないらしい。

現地通貨のルフィアだけとの事。聞いていた話と違う。

持っているドルとルフィアを両替してやると言われ

ボッタクリじゃないかと思ったがアプリで換算してみると

同じ金額だった。良い人でよかった。

両替してもらったルフィアで買い物を済ませると、男は

「またいつでも両替してやるから来いよ」

と言い手を振ってくれた。

モルディブは基本、皆いい人ばかりだ。

後で考えたらクレジットカードを使えばよかっただけなのである。

東南アジアでの現金主義に慣れてしまい

カードで支払うという考えは

モルディブにいる間は思いもつかなかった。

実際にヨーロッパへ行くまで

クレジットカードを使って支払いをした記憶が残っていない。

とにかく買った食材をホテルに持って帰り食事。

もちろんパンに塗るバターとかジャムなんて無い。

チーズ挟んで食べるだけ。

モルディブに来て中東の洗礼を受けたような気がした。

食事に困らなかった東南アジアが既に懐かしい。

モルディブは滞在期間が3日間と短いから

どうにかなりそうだけど、もし滞在が長い国で

今みたいな生活を強いられたらどうなるんだろう?

物価の高さや生活の不便さを肌で感じてしまい

これからの旅に不安を感じながら

味が殆どない食パンを噛み締めていた。

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