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人生で過去最悪のホテル

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クラの旅
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ハノイの中心街から少し離れた次のホテルがあるので

タクシーに乗りホテルへ向かった。

もうベトナムの縦断の旅は終えたので

ハノイ空港の近くでゆっくりしたいと思い

空港から比較的に近いホテルで2泊する事にしようと思っている。

もちろん個室の部屋なのでのんびりできるだろう。

値段も朝食付きで一泊2100円とコスパは悪くない。

タクシーは街から30分ほど走ったらホテルの前で止まってくれた。

周りは思ったよりも何もない場所でホテルが並んでいるだけ。

夕飯など食べる店があるのか気になったが

とりあえずホテルに入ろうと思う。

だがホテルの名前が違う。

僕が予約したのは「プレミアム空港ホテル」。

目の前にあるホテルは「ビレッジホテル」と全く名前が異なった。

(後でよく見たら下に書いてあったが)

それにホテルの前は工事でもしているかのように

木材が並べられている。

とりあえずGoogleマップ上の位置は合っているから

ホテルに入って確認してみようと思い

建物に近づくと木材を担いでいたおじさんが

僕に向かって何か怒ったような様子で何か叫んでいる。

ベトナム語だが何を言っているか分からないので

無視して中に入った。

客に向かって何なんだ、あの親父は。

ホテル内は真っ暗で中もガラクタでごった返している。

オーナーらしき男性がいて今日予約しているのを伝えると

全くやる気のないようなか様子で「そうなの?」ととぼけている。

パスポートと予約している画面を見せて確認させると

めんどくさそうにしながら、部屋の鍵を渡してきた。

何なんだ、この宿は。

だいぶ、この時には頭にきていたが

今更キャンセルして新しい宿を探すのも面倒なので我慢して

2泊分の料金を払った。

部屋は一見キレイだったが、壁を塗り直しただけで

実際はボロボロだった。冷蔵庫は電源入れると

すごい騒音がしてガタガタ動くので使わない事にした。

シャンプーも空だったりしてやる気は感じないホテル。

何よりも気になったのは騒音だった。

建物は残念ながら防音対策はされておらず

ホテル内の工事の音、

それと空港と街まで行き来している車の音がすごかった。

夜になれば少し落ち着いてくれたらいいけど

あまりにもうるさい。

とにかく部屋に長居はしなくないので

部屋を出て外を歩いてみた。

しかし周りは本当に何もない。

お菓子や飲み物が売っている小さなお店と

飲食店はいくつかあるだけの村って感じで

他に何も無さそうな雰囲気だった。

今回は2日間ホテルでのんびりする為にやってきたけど

ホテルも期待できそうにない感じだから

周辺までも残念なのは正直痛い。失敗したかな?

そう思っても後の祭りなので、

適当に地元の人が訪れそうなベトナム料理の店に入ってみる事に。

若い兄妹がやっているようなお店で兄の方は

全く英語が話せない感じだったので

メニューを見せてもらい注文した。

メニューはぶっちゃけベトナム語で分からなかったので

Google翻訳をするとカエルの鍋物とか変換出てきたりして

本当にカエルを食べるのか、それとも誤変換なのか。

気持ち悪いので無難な焼きそばを注文した。

一皿700円と片田舎のベトナムの店にしては少々高い。

しかし量はそれなりにあるし食べれるので

滞在中はここに通う事になるだろう。

妹の方は英語が少し話せるようで

僕に日本から来たのか等聞いてくる。

人懐っこい兄妹なので、それは印象良かった。

ホテルに帰るとロビーのソファーでオーナーが横になっていた。

全くやる気ないし、そこはスタッフが寝る場所じゃないだろうと

文句を言いたくなったが我慢。

エレベーター内も工事するための荷物が積まれていてとても狭い。

このホテルは本当に営業しているのか?

そう思えるくらいスタッフや環境は最悪だった。

まあ部屋にいたら気にならないだろうと思い

部屋で過ごす事にしてみる。

夜になって本を読んでいたら突然「パチン!」と音がして

部屋が真っ暗になった。

停電かな!?と思い廊下に出てみると廊下は明るくて

館内は電気点いている。どうやら僕の部屋だけ電気が消えたようだ。

ブレーカーが落ちたのか?

もちろん僕は激しく電気を使用していないし

天気も悪くないから雷が落ちたなんて事はない。

原因は分からないから受付に行ってオーナーに話すと

「ああ、またか」みたいな素振りで

受付にある配電盤のスイッチを上げた。

これで大丈夫みたいな表情をしている。

もちろん謝らないし、よくある事みたいな様子だった。

本当にあり得ないホテルだ。

その後の何回か電気は落ちたが、暫くすると何故か勝手に復旧するので

無視する事にした夜中になると工事はしていないし

車の通りも少なくなるので、まだ静かになった。

とりあえず滞在中は我慢しようと思い寝る事にする。

朝になり朝食は7時からだとオーナーは言っていたので

ロビーに行くとなんとオーナーがソファーで寝ていた。

もちろん朝食の準備なんかしていない。

夜勤明けだったのか?それだったらしょうがないかと思い

一度、部屋に戻った。1時間が経ち

ロビーに行くがまだおじさんは寝ている。

流石に待てないので声をかけて起こし

朝食を作ってくれとお願いする。

すると寝起きのオーナーはご機嫌斜めで

「ノーフード」と言った。

・・・ん?食べ物はホテルに無いって事?

昨日は朝食は7時から10時までだって

自分で言っていたよね。

突然、僕が泊まったわけじゃないのにあり得ない。

呆れているとおじさんは何やら用意をして

原付バイクに乗って出掛けて行った。

朝食の買い出しかなあと思っていた。

しかしおじさんは1時間経っても戻って来なかった。

買い出しじゃなかったのか?

僕の朝食は??

ホテルには他に誰もいない。

諦めて部屋に戻った。

2日目は昨日行った店に昼、夕と食べに行ったのと

後は部屋で過ごした虚無としか言いようが無い。

この二日間。これだったら中心街のドミトリーで

残りも過ごした方がよっぽど良かった!

ちなみにおじさんは昼に戻ってきていて

「僕の朝食は?」

と聞いたらとぼけていて話にならなかった。

もうコイツから何かを期待するのは止めよう。

時間の無駄だ。

ちなみにこのホテルは口コミの評価は悪くなかった。

10点満点中8点とまあまあな評価である。

内容を見て分かったのは

皆、深夜便で来て夜中に泊まってすぐに早朝

出発しているからだ。それならオーナーがどんな奴でも

設備が不十分でも文句を言う人は少ない。

とにかく一泊できて休めるなら

空港からの近さといい個室で2100円ならラッキーだと思えるだろう。

今回、学んだのは空港周辺のホテルは

長く滞在しない事だ。

トランジットで利用する客ばかりなら

接客面や設備は改善されない。

2泊した僕は朝すぐにチェックアウトしてホテルを出た。

もちろん朝食は食べていない。

おじさんはただ最後に「バーイ」と言った。

さっさとこの宿潰れてくれないかと強く願う。

人生で最悪の宿でした。

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