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人気がない座席ほど、ある意味最高

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クラの観劇
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宝塚のチケットが販売されると

皆、我先にと良いチケットを取ろうと頑張って

公式が混線して繋がりにくい中

指定の日でなるべく良い席を取ろうとするわけですね。

あるいは私設ファンクラブから協力してもらい

チケットを入手する人も多くいらっしゃると思います。

その行為自体はごく普通の心理だし

宝塚の繁栄や活性化になってるので

素晴らしい事かなあと思ってます。

ただ自分は少し離れた心境で

チケット争奪戦にはほぼ参加しないで

のんびりと残り物?と言ったら悪いけど

売れ残ったチケットを買って観に行く事が多いです。

もちろん初日や千秋楽、新人公演やバウは

あまりご縁はないけど、まあいいかなあと思ってたりします。

完売が当たり前となる東京と違い

贅沢を言わなければムラなら公演が観れるという

感覚だからこそ成立してるのでムラに住んでるのは本当に感謝です。

今回の話はチケットが取りやすくなるとか

観劇がより楽しめるとかそういう話じゃないので

クラゾウの観劇の考えを話すだけです。

同じ宝塚ファンでも少数意見だと自分でも自覚しています。

なので価値観の違いで読むのに違和感を感じれば途中で止めて下さい。

こういう考え方もあるのかと思ってくれたら幸いです。

最初にですが公式で購入する時は販売当初は混み合うので様子を見ます。

10時から販売が多いと思いますが12時くらいまでは混線してて

入れない時あるので放置です。仕事の時もあったり忘れてる場合もあって

数日は買うのも忘れている事もあります。

なんとなくチケットを購入するのにネットで入れないとか思いながら

イライラしてマウスをカチカチしながらパソコンの前にいるのは

嫌だなあと思って人がいなくなった頃に購入します。

イライラしてまで宝塚観たくないんですよね。心の平穏が最優先です。

「それだったら良い席買えないだろう」

そう思うでしょうが大丈夫です。

皆が仰る良い席は買わないので(笑)

大半の方が望む良い席は共通しています。

・1階席

・なるべく前の席

・センター寄りの席、無理なら上手側

・通路側

特になるべく前に行きたがり生徒さんを近くで見たいと思って

いらっしゃると思います。

そうなると逆の席は空いてるんですよね。

・2階席

・舞台から遠い席

・端の席、下手側

・間の席

この席はだいたい千秋楽や初日を除くなら

日祝でも観れるくらいに人気ないです。

平日なら2階B席の13列から16列くらいまでは

ガラガラだったりするわけですよね?

例外で言うなら17列目は2000円なので

ちょっと混んでたりしますが、それでも平日なら

どこかの席は空いてたりするのです。

だからチケット争奪戦に参加する必要はないのです。

最初から狙っている獲物は皆と違うので(笑)

もちろんB席や17列目でも良席を目当てにする人も

いるでしょうが、わざわざ端を買う人もいないので

やっぱり買いたい席は残ってます。ある意味指定席です(笑)

過去にも2階席と17列目の席の素晴らしさを

記事に記載しています。よかったら見て下さい。

今回は別の視野で記事を上げたいなあと思った点が

慣れって怖い

って言う部分なんですよ。宝塚に関わらずだけど。

具体的にどんな事かをお伝えしていきます。

まずは自分のケースから

普段は17列目の端に座ったり

たまにB席の端の席に座ってる場合が多いです。

S席、A席はあんまり買わないので

自分の一番前は2階10列の席なんですよ。

9列目からはA席なので、この1列だけで2000円違うという

不思議な優越感も何故かあるので(笑)

今日はめっちゃ前だなあと感動しています。

普段がもっと遠いから近く感じるのです。

一方、他の人で例えるなら普段

SS席やS席の1階10列前後のセンター寄りに座ってるのが

当たり前になってる方。

2階席に妥協するなら1列目のセンターは譲れない方。

もうそれ以上はない良席が普通の感覚になってる人ですね。

もし自分とその方が同じように

手元にS席の1階20列目の端の席のチケットが

プレゼントされたとすると、反応はどのように違うでしょうか?

自分の場合は

「久しぶりの1階席でしかもS席!!近いしめっちゃ嬉しい」

ときっと喜ぶでしょうね。もう贈ってくれた人に感謝感激です。

一方でいつも良い席に慣れている人は

「今日はいつもよりも遠いなあ。まあ貰い物だからいいけど」

と思うかもしれません(個人差はあるでしょうが)

視える視界は全く一緒です。しかし受け取り方は全く異なります。

例えるなら自分は普段、粗食を食べていて

たまに美味しいファミレスでランチをご馳走になった気分。

だけどもし高級なレストランで豪華なフルコースを毎日

食べているような人がファミレスに行っても感動は

同じようにないかもしれません。

それと同じ感じかもしれませんね。

慣れって怖いなあと心から思うし

あえて普段から良い席に座らずに

たまに記念日などや抽選で当たった時に

年に一回くらい座るほうが感動が多いなあと思ってます。

宝塚以外でも生活レベルを一度上げてしまうと

元に戻すのは困難という話はよく聞きます。

年収300万の人が500万に上がって

生活レベルを上げてしまった後に

コロナで再び収入が下がって年収300万に下がった時に

500万の時の生活を忘れることができずに

不幸を感じてしまう話はよくあります。

特に今はコロナもあるので。

なので不必要に生活レベルを上げたら駄目だと自分は思ってます。

B席で満足してるなら経済的にもコスパ良いので

それでいいのです。自分はムラ住みなので、たまにしか来れない

遠征の方に良い席は譲ってあげるのもスジだと思ってるので。

足るを知るって大切だと思ってます。

余談ですが、私がこういう風な価値観を持ってるのは

手塚治虫先生の『ブッダ』からきています。

興味ある人は一度読んでみて下さいね。

先生も宝塚で育った人で歌劇が好きな方だったので

共感できる部分も多いです。

話戻して宝塚になりますが、自分のやり方だと

チケットが手に入らないデメリットはあります。

特別な日は観れないし、トップの退団公演や人気作は

観れない時あります。そんな時に思うのが

「まあ、いいかあ」という考えです。

にわか宝塚ファンで申し訳ないですが(笑)

冒頭で話したようにあまり参考にはならないと思います。

けど欲を出し過ぎずに、ある物で楽しむことは

人生で大切かなあと思ってます。

慣れって怖い事を知っておいて

足るを知るなら

余計な力は抜けて気楽に宝塚を含めて人生を楽しめると思ってます。

なので私は人気のない席でいつも舞台を遠くから観ています。

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