久しぶりに観劇できるぞ！
と朝から１３時公演を楽しみにしていましたが
友達から
「中止になってしまいました」
のLINEが届いて
慌てて確認すると本当に中止になっていた。
宙組も観れなかったし
最後に観たのは月組まで。
今年のラストに雪組は観れると思ったけど本当に残念。
もちろん千秋楽や前楽のチケットなんて持っていない。
正真正銘、最後のチケットでした。
僕は本拠地の宝塚大劇場でしか
基本的に観ないと決めているので
雪組さんとも半年は会う事はない。
そしてこの公演で退団する和希そら君を
劇場でもう観れないのは残念でもある。
贔屓ってわけじゃないけど
歌うまいから好きな生徒さんであった。
言ってもしょうがないけど、あーさと二人で
雪組を盛り上げてほしかったなあ。
とりあえず家にいてもしょうがないから
劇場へ向かってみた。
宝塚駅の改札口には
中止になったカードを持った女性が立っていた。
コロナで突然中止になった時も何回か見た光景。
何度見ても見ていて辛くなってくる。
劇場に行くとやっぱり何人もスタッフの方が立っていた。
門を通り過ぎようとするとスタッフの方に
「すみませんでした」
と頭を下げられた。
仕事はいえこの人が見ず知らずの自分に頭を下げられる。
なんとも言えない感情に襲われた。
劇団関係者としてはやむを得ない事情があり
上演できなかったお詫びを劇場に来た人に
謝りたい気持ちは分かるけど
しょうがない事だと思うし
心苦しいなあと思い自分も黙って一礼をした。
言葉にもならなかった。
こういう状況だから劇場は閉まっているかもと
思ったけど開場しており
劇場内で食事をされている方や買い物をしている姿が見られた。
もちろん公演がある時と比較にならないくらい
人は少ないけど、コロナの時みたいな門が閉まっている光景から
比べると救われる気がした。
「せめて買い物や食事だけでもしよう」
と遠くから来て下さった方もいらっしゃるはず！
公演が無くても宝塚に来て下さる方がいるのは
僕も何故か嬉しくなりました。
ウッドデッキの景色は変わらず綺麗でした。
快晴だったけど気温が低いから
利用されている人は少ないけど
それでもこの場所に立ったら劇場に来たんだなあと思える。
公演の前はよく来る場所だから
どうしても今から観劇する気持ちになってしまうのは
しょうがない。条件反射ですね(笑)
とりあえず観劇もできないから
ルピナスで食事を頂きに行きました。
正直今は誰かと心境を話したい。
もちろん愚痴にならないよう言葉は気をつけないと
ならないけど、残念な思いは宝塚好きな人には
十分に共感できるから良いと思っている。
こういう時に馴染みのお店があるのは有難い。
外は少し寒かったから温かい豚汁と
雪組公演おむすびが心身ともに温まる。
スタッフの方と宝塚の話をして
美味しい物を食べたら少し気持ちが楽になりました。
いつもありがとうね！
今回観れなかったのは残念だけど
今年も何回も宝塚の公演は中止になっているから
僕だけではないし悲観的に考える必要はない。
そもそも自分がどうこうできた話じゃないからね。
完全不可抗力。
悩む必要もないから少し悲しんだら気持ちを切り替えて
次にいかないとね。
来年は１公演１回でも観劇できたらいいなあ。
こういう事があっても宝塚の景色は
いつも通り美しい。
それだけで十分です。
公演できなくて辛い思いをした生徒さんや
劇団関係者。
観劇出来なかった人や宝塚が好きな人。
皆が幸せになれたらいいなあと思っています。
