モルディブ最終日の3日目。朝食を食べてから
早々に出発しようと思う。
朝食を食べていたら男性スタッフが
「またよかったら来てくれよ」
と言ってくれた。本当に温かい人達だ。

受付の女性が空港までのタクシーを手配してくれていたので
お礼の挨拶をして別れを伝える。
タクシー代は約1500円
決して安くも無いけど、物価が高いモルディブなら良心的な値段とは言えるだろう。
本当にお世話になったし2泊は名残惜しい宿だった。本当にありがとう。

余裕を持ってフライトの3時間前には空港へ着いたが
とんでもない行列が入口に出来ていた。
出国審査どころか窓口でチェックインすら、まだ先にある。
皆もう帰国する人が空港の入口に溢れていて、家族連れの子供が騒いでいたり
ビーチで利用したであろう大きなボードや遊具を持った人が多く
移動も牛歩の如く遅い。本当にまいった。
フライト3時間前でも余裕があるのか怪しくなってきた。
何より出来たら搭乗口のラウンジで食事を食べたい。
5時間のフライトに加えドバイも物価が高そうだから
1日分の食事をしっかりしておきたいのだ。
入口の行列を終えてようやく空港内に入る事ができた。
まずはチェックインしなければならないが
今回の航空会社のエア・アラビアはとにかく評判が悪い。
ロストバゲージをしたとかチェックイン時に機内持ち込みの料金を支払っているのに
理不尽にも更に高額を支払わされたとか口コミではボロカス書いてあった。
とにかく荷物が無事で飛行機に乗せてくれたらそれで良い。
接客のレベルだとか席の快適さなんて望んでいないし
最悪、追加料金払ってもいいから乗せてほしかった。
僕は今回機内持ち込みの重量オーバー分は何故か560円しか払っていなかったから
追加をもし言われたら素直に支払うつもりだ。

チェックインのカウンターは乗る人で混雑しているのに
エコノミークラスの窓口は何故か1つしかなかった。
そして一人一人の対応が非常に時間がかかっていてスムーズに行わえていない。
こういう配慮の無さも口コミが悪い原因だろう。
僕の前にいた人はどうやら別途で追加料金を請求されたようで揉めている。
どうにも拉致が明かないようで違う場所へ連れて行かれた。

僕もその可能性はあるのかと覚悟を決めないとな。
40分くらい待たされようやくチェックイン。
無愛想なスタッフに荷物を預けて
機内持ち込みのバッグの中身を聞かれたけど
思ったよりスムーズに終えれて幸い追加料金も請求されなかった。
よかった。560円でどうにか耐えた(笑)
待たされたのはイライラしたけど無事にチケットを貰えて一安心。
そのまま出国審査をして搭乗口へ向かう事にする。
案の定、出国審査も混雑していたけど
特に引っかからなかったから良しとしよう。
モルディブは出入国で苦戦した国の一つだった。
その印象はとても強く残っている。
想像以上に時間が経っていて搭乗口に到着するまでに2時間が経過していた。
早くラウンジで食事をしないといけないと思いラウンジを探し回る。
ラウンジはどうやら1つのようでプライオリティーパスが使えるか伺うと
「ノー」と返事が返ってきた。
マジかー!と絶望の縁に叩き落される。
事前に調べた時にはモルディブ空港にはプライオリティーパスが利用できるラウンジが
あると聞いていたのに。一体なぜ?
どうやら空港の入口付近にそのラウンジはあったようだ。
しかしあんな混雑したカオスな状況の入口でラウンジを探す余裕なんて無い。
それにもし発見していたとしても、搭乗口まで時間内に辿り着くのを最優先としていただろうから
どちらにしてもラウンジは利用出来なかっただろう。搭乗口にラウンジを設置してくれよと
心の中で叫んだ。ちなみに搭乗口のラウンジは有料で約8000円。
フライトまで1時間も滞在出来ないのにそんな金支払うはずがない。

しょうがないからカフェを探したけど本当に高かった。
東南アジアでは考えられないくらいべらぼうに高い。
水が1リットル1000円
プリングルスが1300円
チョコバーが2つで700円
ボッタクリなんじゃないかと思うくらい酷い価格だった。

ちなみに持ち込んでいた水は搭乗口の手前の荷物検査で
捨てるように言われ処分したから買うしかない。
頭にくるようなボッタクリ商法。
1000円って東南アジアなら1日の食費だから
中東の物価の高さや空港での値段のボッタクリ度が
改めて理解した。
飛行機内では食べ物はおろか飲み物すらきっと出ない。
高かろうが購入して腹を満たさければならなかった。
ラウンジが利用出来ない移動の辛さがよく分かったよ。
本当に残念だ。