宝塚に移住したら非日常的な暮らしが出来ると
夢見て移住したいと思っている方もいらっしゃると思います。
確かに最初は家から劇場が近くにあり
「宝塚」という名称がどこにでもあって
宝塚歌劇団のポスターは街中に貼ってあり
街を歩けば生徒さんが歩いていたりします。
しかしそれ以外は結構、普通の生活だったりします。
良くも悪くも。
僕自身も普段は普通のサラリーマンなので
職場に行って帰ってと何の変哲もない社会人の日常ですが
出勤の途中で劇場周辺に寄ったりするような毎日です。
自分は宝塚で働いているのでまだ劇場へ行ったりする回数も多いですが
大阪へ働きに出掛けている人は、せいぜいお休みに
劇場周辺に行く程度で普段は帰ってスカステを見たりと
恐らく地方住みのヅカファンと生活は変わらないかなあと思います。
住んでみる前の想像と比べると意外と
宝塚が大好きでも宝塚に依存していない生活になるなあと実感します。
慣れって怖いですよね(笑)
最初は色んな事をやってみたい
自分の周りでも宝塚が大好きでムラの生活に憧れて
移住してきた人が何人もいます。
その人達の話や自分の経験談から話すと
最初の3ヶ月程は憧れの宝塚生活を手に入れて
興奮している状態です。
何ヶ月、人によっては何年と待ち続けた宝塚の生活。
暇さえあれば花のみちや大劇場の近くに行き
行ってみたかったレストランでランチを食べてみたり。
お休みになれば観劇したり、まだ行った事ないお店で
カフェ巡りをしたりと、アレもしたいコレもしたいと
とにかく非日常な毎日に夢心地です。
ただ自分の体感や周りの人の様子からして
3ヶ月くらい経つと少しずつ落ち着いてきたりして
そんなに毎日宝塚に依存した生活ではなくなると思います。
お洒落なランチ食べようかなあと悩んでいても、
お金ももったいないし外にわざわざ出かけるのも
面倒くさいから家でご飯食べようとか。
自分の場合は外食の頻度が減っていき
今では友人とご飯する時くらいな感じです。
意外と劇場近くに住んでいる人達でも
近くのお店でそんなに食事した事なかったりします。
やっぱり劇場周辺のお店は観光地なので
思ったよりも地元の人は行かないのかなあと思いました。
僕たちも住んで半年もすると宝塚の街に溶け込んでいくので
そんなにも普段からお洒落なレストランとか行かなくなりますね。
好きな組の場合は公演ランチとか劇場で食べたりする人は多いです。
経済的にきつくなっていく
移住した当初はどうしても財布が緩いです(笑)
贔屓の組の観劇を暇あればして
キャトルでグッズを買って劇場付近のお店でランチ。
こういう時に現実に戻されるのが
クレジットカードの支払いだったりします。
無慈悲に減っている口座の残高(笑)
引っ越して家具や日用品を揃えたりしている時に
出費が多いのは結構痛いですね。
そうすると支出を考えたり
優先順位を考え出すんです。
好きじゃない組は公演を1、2回B席で観ようとか
外食は休日だけにしようなど
結構リアルな事を考え出します。
たまに遠征でしか来ない人は
何万円と使っても「まあいいかなあ」
と考えがちだけど、住んでいる人間にとっては
宝塚は日常なので経済面において
どこかで線引きしないと破綻してしまいます。
宝塚の街中、誘惑だらけですからね(笑)
お金はやっぱり生活では本当に大事です。
仕事が忙しくなり時間がなくなる
宝塚へ引っ越してきた当初は無職の人は多いです。
看護師など専門性のあるスキルを持っている人もいれば
やりたい事決まっているもいますが
いきなりガッツリ働こうとする人も少なくて
最初は結構時間があったりします。
自分も移住したばかりの時は介護の資格を取りに
学校に行ってましたがそれ以外は
ムラをブラブラしてましたね。
せっかく宝塚に来てやりたい事はあったので。
ただそんな生活はずっとは出来ないし
皆それぞれ働きだすので
週5は仕事、残りの2日は休日で観劇したり買い物などをしたりと
趣味を楽しむ方は多いと思います。
そうなるとせいぜい宝塚の街を満喫するのは
週に1、2回ほどになるし
個人的にも長くムラの生活を楽しむなら
これくらいでいいかなあと思います。
滅多に宝塚へ来れない人にとっては
それでも頻度は高いと思いますが。
まあ住んでみて思うのは
人間どんな環境でも良くも悪くも慣れるもんなのでしょうね。
もちろん宝塚は好きなので毎日劇場を観れたり
宝塚の街に住み気楽に観劇できる日々は感謝しかないです。
ただそれ以外は日々普通の日常だなあとは感じています。
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