スポンサーリンク
スポンサーリンク

恐怖のタクシー

スポンサーリンク
クラの旅
スポンサーリンク

長かったルアンパバーンの生活も終える事になった。

正直なところ、小さな田舎町のルアンパバーンで

10日間は長かった。

クアンシーの滝に行った日を除けば

近所を散歩してご飯食べてを繰り返すだけの毎日。

飽きないわけがない。

それでも景色が綺麗で物価も安く、

周りは良い人ばかりだったのが嬉しかった。

最後の日はやっぱり少々、寂しい。

宿の店主に10日間お世話になった事を改めて伝える。

お礼を何かしたかったが日本から持ってきたのは

ふりかけ位しかなかったのでそれをプレゼントする。

喜んでくれたようで別れの挨拶をして

予約してくれていたバンに乗り駅へ向かった。

また検査を受けて中に入るとどうやら電車が50分ほど

遅れているらしい。

とりあえず電車を待つと暫くすると電車は到着する。

電車内は行きと同じようにカオスな状態だった。

もう2度と乗りたくない。

もしまたルアンパバーンへ行くなら絶対に飛行機が良いと思っている。

幸い、1時間くらい走ると途中のバンビエンで降りていき

周りの人はいなくなった。しかし、こちらの席が空いているのを良い事に

近くにいたおじさんが僕の向かいの席に座り

カップラーメンを食べだした。辛そうなキムチの匂いが周辺を充満して、

どこかに行って欲しい気持ちでいっぱいだった。

最後の最後まで最悪な列車でした。

とりあえず50分遅れではあるけど

無事にビエンチャンに到着した。

時刻は既に21時前、真っ暗な駅周辺。

問題なのはここからホテルまでどうやって行くかという事。

同じ宿だが、行きと同じく10キロはあるし

タクシーで行かなければならない。

ラオスはGRABというタクシーを呼ぶアプリも

利用できないし、自力でどうにかしなければならなかった。

タクシーは幸い駅周辺にいるようでドライバーは声はかけてくる。

しかしぼったくりも多いから

最初に値段を確認するのはとても重要だ。

初めに声かけてきたおじさんは3000円。

行きはトゥクトゥクとはいえ900円だったから

ふっかけていると思い断った。

次にこちらから声をかけた人は

「2000円でいいよ。」

と言ってきて、さっきよりは安いし

これ以上、チェックインが遅くなるのは嫌なのでOKした。

車まで案内して乗るとおじさんはどこかへ行った。

そして助手席には女性が乗ってきた。

彼がどこに行ったのか問いただすが、英語は全く話せないようで反応なし。

15分くらいすると戻ってくるが、

何故だか若い男性がもう1人ついてきていて僕の隣の席に座る。

特に何の説明もないまま僕を入れた4人で発車した。

この屈強そうな若い男性は息子で家族なのだろうか?

若い男と運転しているおじさんはラオ語で話しており

内容がさっぱり分からない。

とりあえず30分ほど乗っていて

どこを走っているのかスマホで確認すると

なんとホテルとは逆側の北へ向かって走っておりホテルが離れていく!

ホテルは駅から南側にあるから明らかに逆方向。

何処かへ寄ってから向かうのかと

暫く様子を見るが、人気のない山道に入っていく。

暗く車もほとんど走っていない狭い田舎道。

何故そんな場所へ向かっているのか

会話もできなくて、どんな繋がりなのか分からない3人組。

・・・もしかすると誘拐か拉致なのか?

そういう不安が増していき恐ろしくなった。

おじさん1人なら銃器や刃物さえ持っていなければどうにかなりそうだが

隣の若い大男と2人がかりだと素手でどうにもならない。

緊張が高まる中、車はボロいアパートで停まり

若い男は金を払い去っていく。

どうやらただの客だったらしい。

そこからは南に向かっていきホテルを目指しているようだった。

運転手は何も終始言わないがどうやら相乗りだったようだ。

状況から察するに僕が支払う2000円だけではもったいないから、

さっきの男にも声をかけて一緒に送ろうという魂胆だったわけか。

怖い思いはするし遠回りをして、

到着がより遅れてしまったのは結構腹が立った。

既に23時前になってしまい

列車の遅れも重なり当初の予定より2時間近く遅れている。

これだったら最初に声かけてきたおじさんに3000円払って

直接ホテルまで送ってもらったほうがよかった。

1時間半かけてどうにか宿に到着。

既に遅い時間だからドミトリーの部屋で

そーっとバッグを開けて寝る準備を出していると

ヨーロッパ人らしき女の子が寄ってきて

「用意が終わったら部屋の電気消してくださいね」

すみません、夜遅くに。

最低限の用意をして、部屋の電気を消し

共用スペースで歯磨きやシャワーをして就寝しました。

本当に疲れた1日だった。

陸路の移動は色々と想定しないと予期しない事は起きるな。

ビエンチャンにはそれから2日いたが

本当に近所で食べてお茶しながら

過ごした感じで

特筆する事はありませんでした。

屋台を見て回ったり、

安い屋台でご飯を食べるいつもの日常。

平和でいいんだけどね。

ようやく長かったラオスを出てバンコクへ戻ります。

ラオスの15日間、本当に長くて濃かった。

もしラオスへ行ってみたい人は

ルアンパバーンへ飛行機で3泊4日くらいの旅をお勧めします。

個人的な意見ですが列車はお勧めしないし

夜間のタクシーはもっとお勧めしません(笑)

次はバンコクに戻り次の準備をしながら過ごします。

スポンサーリンク
クラの旅
スポンサーリンク
スポンサーリンク
クラをフォローする
スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました